16世紀後半、ドイツの小さな町べートブルクで女性や子供たちが次々と姿を消し、村全体が恐怖に包まれました。
村人たちは異常な力が働いているのではないかと噂し始めました。
当初は野生の狼が村を襲っていると考えられていましたが、事件は人間の手によるものに違いないと気付き、犯人探しが始まりました。
呪われた男
村で捕らえられたのは、裕福で、二人の子どもの父親である農夫のペーター・シュトゥンプでした。
彼は、悪魔と契約を交わし、特別なベルトを手に入れたと語りました。
そのベルトを腰に巻き、狼の皮を被ると、凶暴な狼に変身することができたというのです。
鋭い牙と力強い爪で獲物を襲い、夜の森を「ササッ」と徘徊していたと供述しました。
恐るべき犯行
村人たちは毎朝、牧草地で無惨に引き裂かれた牛の死体を発見するようになりました。
「ブチッ」と皮膚が引き裂かれた痕跡や、内臓が引き出された様子が、恐ろしい力で引き裂かれたことを示していました。
さらに、子供や若い女性が相次いで姿を消し、後に発見された遺体は殴打され、「グシャッ」と骨が折れ、喉が素手で引き裂かれていました。
中には、内臓をえぐり取られ、食べられた者もいました。
一部の子供は内臓を食べられ、女性たちは亡くなる前に性的暴行を受けていたといいます。
ピーターは、妊婦の胎児を子宮から切り出し、その心臓を生きたままの状態で「ジュルッ」とすすり食べ、「美味な一口だった」と冷淡に語りました。
さらには、実の息子を森へ連れ出して殺害し、脳を「ズルッ」と食べたと告白したのです。
ピーターの残忍な行動は止めどなく続き、最終的に、16人もの命がピーターに奪われました。
凄惨な処刑
彼の罪はあまりにも残虐で、最終的に公開処刑が決定されました。
1589年10月31日、村の広場に集まった群衆の前で、ピーターの処刑が始まりました。
彼は車輪に縛られ、「ジュウッ」と焼けた鉄で皮膚が剥がされ、その骨は「バキッ」と砕かれていきました。
最終的に首がはねられ、焼き尽くされたその体は灰と化しました。
彼の娘と愛人もまた、彼と共に処刑され、村人たちへの見せしめとして、彼の頭は村の中心に掲げられました。
狼人間の恐怖
ピーター・シュトゥンプの事件は、ドイツ中に狼人間の恐怖を強固に根付かせることとなりました。
彼が本当に悪魔の力を持っていたのか、それとも狂気に支配された犯罪者だったのかは、今も謎に包まれたままです。
村人たちは恐怖に打ち震え、彼を超自然的な存在として扱うしかなかったのでしょう。
あなたも夜の森を歩く際は、どうぞお気をつけください。
今もその暗闇に、凶暴な影が潜んでいるかもしれませんから…。
この話の映像
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