夜にかくれんぼをしてはいけない理由「夜の闇に潜む影と子どもたちの恐怖体験」

夜遊び

昔、ある村には夜になると決してしてはいけない遊びがありました。

それは「かくれんぼ」。

子どもたちの間では、夜になるととても面白いかくれんぼができると噂になっていました。

昼間と違って暗闇の中でのかくれんぼはスリルがあり、隠れるのが上手な子は誰にも見つからないまま、ずっと隠れ続けられるのです。


闇の中へ【夜 かくれんぼ 怖い話】

ある日、村の子どもたちが大人の言いつけを無視して、夜にかくれんぼをしようとしました。

「大人たちは怖がらせるためにそんなルールを作ったんだ。僕たちは怖くなんかない!」

と、子どもたちは勇敢にも夜の闇の中へ出かけていきました。

その夜は月も出ておらず、あたりは真っ暗でした。

子どもたちは隠れ場所を探して暗闇に潜り込んでいきます。

「見つかるもんか」

と、ある子どもは村の奥にある森の中へ入り込んでいきました。

真っ暗で何も見えませんが、その分大人に見つかる心配もありません。

「ここなら絶対に見つからない!」

と、その子はにんまりと笑っていました。

しかし、時間が経ってもその子はなかなか見つかりません。

探しているはずの他の子どもたちの声も全く聞こえません。

「どうしたんだろう?」

と、不安になりながらも、その子は森の中でじっと隠れ続けていました。


闇からの囁き声【夜のかくれんぼ 恐怖体験】

しかし、いつの間にか森の奥から奇妙な音が聞こえてきました。

「ザクッ…ザクッ…ザクッ…」

何かが土を掘るような音。

それもどんどんこちらに近づいてくる音でした。

その音はだんだんと大きくなり、ついには目の前で止まりました。

息をひそめて耳をすますと、暗闇の中で小さな声が聞こえます。

「見つけたよ…」

低くて冷たいその声に驚いて顔を上げると、そこには全身真っ黒な影のような存在が立っていました。

その影はおそらく人間の形をしているのですが、顔はぼんやりと黒く、目だけが鋭く光っていました。

「今度は君の番だよ…」


逃げる子どもたち

それを見ていた他の子どもは走って逃げて、それぞれの家に駆け込みました。

親に怒られるのも怖く、布団に入って震えていたら、いつの間にか寝てしまいました。


無数の小さな手の跡【かくれんぼ 恐ろしい話】

次の日の朝、見つかった子どもは村に戻りませんでした。

村の大人たちが慌てて探しに行きましたが、森の中で見つかったのは、その子の履いていた靴と、小さな手の跡が無数についた土だけでした。

その手跡は、まるで何かに引きずられたような痕跡が続いていたのです。

それ以来、村の子どもたちは夜にかくれんぼをすることをやめました。


夜のかくれんぼを避ける理由

大人たちも

「夜にかくれんぼをすると、見つかってしまうよ。あの影に見つかったら、もう二度と戻ってこれないんだよ」

と言って、子どもたちが夜に外で遊ばないように注意しました。

しかし、今はそれを知る子どもは少なくなりました。

ですが、村では今でも

「夜のかくれんぼをすると何かに連れていかれてしまう」

と子供たちに言い聞かせ、夜には絶対に外で遊ばないようにしています。

かくれんぼが好きなあなたも、夜には気をつけてくださいね。

暗闇で「見つけたよ…」なんて声が聞こえるかもしれません。

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