古城への招待状
イギリスの歴史学者のもとに、一通の招待状が届きました。
それは、ルーマニアのカルパティア山脈にある古城で行われる歴史学会議への招待でした。
歴史学者は「ドキドキ」と興奮しながら参加を決意しました。
長い旅の末、歴史学者は霧に包まれた山中の古城に到着しました。
「モヤモヤ」と立ち込める霧の中に、城の巨大なシルエットが浮かび上がります。
城は15世紀に建てられたという巨大な石造りの建物で、ゴツゴツとした塔や彫刻が不気味な影を落としていました。
城の主人である伯爵が、歴史学者を含む5人の研究者を静かに出迎えました。
伯爵は優雅な物腰でしたが、その目にはギラリと冷たいものが潜んでいるように感じられました。
衝撃的な光景【カルパティア山脈 古城 失踪事件】
会議が始まって数日が経過し、奇妙な出来事が続きます。
夜中に廊下を「コツコツコツコツ」と歩く足音、壁から聞こえる「ヒソヒソ…」としたかすかな泣き声。
そして何より、参加者の一人が突然姿を消したのです。
歴史学者は「ゾクゾク…」と不安を感じながらも、真相を突き止めようと城内を探索し始めました。
隠し通路を発見し、城の地下深くへと進んでいきます。
地下室で、歴史学者は足がすくむような衝撃的な光景を目にしました。
何世紀にもわたる拷問の跡や、生贄の痕跡が残されていたのです。
そして、最も恐ろしいことに、つい最近の犠牲者の姿もありました。
カタカタと震える手で、歴史学者はその場から逃げ出そうとしましたが、そこに伯爵がバッと立ちはだかりました。
伯爵の姿は変貌し、ギラリと鋭い牙と赤く光る目を持つ怪物と化していたのです。
歴史学者はバクバクと鼓動する心臓を抑えながら機転を利かせ、近くにあった十字架を手に取り、グッと伯爵に向けて突きつけました。
伯爵は苦悶の表情を浮かべ、後ずさりします。
その隙に、歴史学者は全力でダッと走って城を脱出しました。
「ハアハア…」と息を切らしながら、近くの村に逃げ込み、警察に通報しました。
恐怖の余韻
警察の捜索で、多数の人骨が次々と発見され、何世紀にもわたる殺人の証拠が明らかになりました。
しかし、伯爵と他の参加者の姿は見つかりませんでした。
歴史学者の体験は、多くの人に信じてもらえませんでしたが、時折夜中に聞こえる「フフフ」と不気味な笑い声に震えるのでした。
もし、あなたがルーマニアのカルパティア山脈を訪れることがあれば、決して霧に包まれた古い城には近づかないでください。
招待状を受け取ったとしても…。









