恐怖の呪われた建物「クラル・ビルの怪異」

イスラエルの首都エルサレムの古い街並みに溶け込むようにしてそびえ立つ「クラル・ビル」は、今やその異様な存在感で知られています。

1970年代に野心的なプロジェクトとして建てられたこのビルは、ショッピングモールとしてエルサレムの経済を活性化させることを目指していました。

しかし、時が経つにつれ、その目的とは逆に、不気味で呪われた場所として人々に恐れられる存在となってしまいました。


建設と呪いの始まり

クラル・ビルが建設された当初は、その壮大な計画に多くの期待が寄せられていました。

しかし、地元の建設作業員の間では、ビルの基礎にまつわる不吉な噂が広がっていました。

「基礎工事の最中に、ある犯罪者の遺体が見つかり、それが秘密裏に埋め直された」という話です。

その犯罪者は、地元で知られた悪名高い人物で、彼が死んだ経緯もまた謎に包まれていました。

二人の仲間に裏切られ、無残な最期を遂げたという噂が広まり、その怨念が建物に宿ったとされています。


ビジネスの失敗と自殺の増加

ビルが完成し、しばらくの間は通常のショッピングモールとして機能していましたが、次第に奇妙な現象が起こり始めました。

まず、モールに入居したビジネスの多くが短期間で失敗に終わるという連鎖が続きました。

新しい店がオープンするたびに期待が高まるものの、数ヶ月もしないうちに閉店を余儀なくされるのです。

原因は立地の悪さや設計の問題とされましたが、やがて「クラル・ビルには何かがある」という噂が広まりました。

最も恐ろしい出来事は、ビルが「自殺の名所」として知られるようになったことです。

ビルの屋上から飛び降りる人々が後を絶たず、地元の新聞はその事態を頻繁に報じました。

自殺者たちは、特に理由もないように見える中で突然の衝動に駆られ、ビルの最上階へと向かっていくというのです。

「ビルに呼ばれるような感覚があった」という証言もありました。


不吉な現象と住民の恐れ

夜になると、ビルの廃れたフロアには奇妙な音が響くと言われています。

「ギシッ」と床が軋む音や、人影が通り過ぎたかのような気配を感じる人が後を絶たず、警備員たちも夜間の巡回を避けるようになりました。

一部の人々は、この場所で失われた魂がまださまよっていると信じています。

自殺した人々の魂が、このビルに閉じ込められているのではないか、という恐ろしい噂が語り継がれているのです。


現在と語り継がれる呪い

クラル・ビルは今でもエルサレムの一角に立ち続けていますが、その存在は地元住民にとって忌避すべきものとなっています。

人々はあえてその場所を避け、呪われた場所としての認識を強めています。

かつての繁栄の夢は消え去りましたが、一部では問題が残ったまま、アートとコミュニティによる新しい命が吹き込まれつつあります。

もしエルサレムを訪れることがあれば、クラル・ビルには近づかない方がいいかもしれません。

そこには、まだ解き放たれていない怨霊が潜んでいるかもしれません…。

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